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会議室という名の鳥かごの中では、良い発想は生まれない

会議。企業にとって必要不可欠なコミュニケーションの場であるはずなのに、なぜかそれが増えれば増えるほど、会社の動きは鈍くなり、社員の表情は曇り、そして成長は止まっていく。会議は成長しない経営陣の自己満の場でもあるような気がしています。それでは、続きを読むをどうぞ。

今、断言します。は、言い過ぎだと思いますが、私は正直思っています。

「会議の多い会社は、伸びません。」

なぜか? その理由を掘り下げながら、どのようにすれば組織を活性化し、成長軌道に乗せていけるかを、ここでお話ししたいと思います。

会議室という名の鳥かご

「よし、まずはみんなで集まって話し合おう」「関係部署を交えて検討しよう」──このような言葉が飛び交うたびに、会議は増えていきます。一見、民主的で風通しのよい組織に見えるかもしれませんが、実際にはその逆です。

会議室という空間に閉じこもり、ホワイトボードと資料の数字だけを見ていると、現場の空気、顧客の声、現実の課題がまったく見えなくなっていく。そして、見えないものについては、想像しかできません。想像で語られるアイデアは、往々にして的外れであり、表層的であり、現実と乖離している。

まるで鳥かごの中で羽ばたこうとしている鳥のように、自由に見えて、実はどこにも飛び立てない。その状況に気づかないまま、会議は「仕事」になってしまう。これが最も危険なのです。

答えはすべて、現場にある

私は常々、経営者やマネージャーにこう伝えています。

「答えは、現場にある。」

これは決して美辞麗句ではありません。たとえば、小売業であれば、レジでお客様とやりとりをしているスタッフが、一番リアルな課題に直面しています。物流業であれば、倉庫で汗を流している作業員が、最も効率の悪いポイントを知っています。飲食店であれば、ホールでお客様の反応を見ているスタッフが、商品の改善点を直感的に理解しています。

ところが、それらの生の声が、会議室には届かない。届いたとしても、枝葉末節として処理され、「もっと大局を見よう」といった抽象論にすり替わる。現場を見ずに、現場を動かそうとしても、そこに成長はありません。

お客様の顔が見えていますか?

会議に出席しているメンバーに、こう質問してみてください。

「今、私たちのサービスを使ってくれているお客様の顔が、思い浮かびますか?」

この問いに、すぐに答えられる人がどれだけいるでしょうか。

会議の資料の中には、顧客ID、購買件数、満足度調査の数値など、数字としての「お客様」は出てきます。しかし、実際にそのサービスを使って、喜んでいる人、困っている人の顔が、鮮明に思い浮かぶ人は多くない。

お客様の顔が見えない人間が、良いサービスを作れるはずがない。

これは私の信念でもあります。

どんなに優れた企画でも、それが机上の空論になってしまえば意味がない。本当に必要なのは、現場で見たこと、聞いたこと、感じたことをベースにした「実感のあるアイデア」です。

会議を減らし、現場に出る文化をつくる

では、どうすればよいのでしょうか。

まず最初にやるべきことは、会議の目的を明確にし、減らすことです。会議が「集まること自体が目的」になってはいけません。意思決定の場、情報共有の場、それぞれの目的を明確にし、それが他の手段で代替できるなら、思い切って会議をやめてしまう。

その代わりに、現場に出る文化をつくることです。たとえば、役員やマネージャーが月に数日、現場に立つ制度を導入する。お客様との対話を定期的に設ける。現場からのフィードバックを直接経営に届ける仕組みをつくる。

こうした動きが会社全体に根づいていくと、「現場感覚のある経営」「お客様の声を反映した意思決定」ができるようになり、組織は確実に強くなっていきます。

会議のための会議はもうやめよう

最後に、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。

会議の多さと仕事の質は、比例しません。むしろ逆です。

現場の肌感覚を忘れ、会議室という鳥かごの中で議論を続けているうちは、本当の意味での「進化」は訪れません。

もっと外に出よう。現場を見に行こう。お客様と話そう。スタッフの声を聞こう。そうやって生まれたアイデアや方針こそが、会社を次のステージに導く鍵となるのです。

「会議の多い会社は伸びない」──それは、単に時間の無駄という意味ではありません。

 

それは、「現場の声を聞かずに、成長できるはずがない」という、経営の真実なのではないでしょうか。

もしかしたら、会議=介護(成長しない経営陣の)なのかもですね(笑)

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