中小企業向けコンサルティングと事業開発
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【IT企業(システム開発)】コンサルタントの本音
技術があれば売れる時代は、とっくに終わっていると早く気づいてほしい。
システム開発会社をみていて、コンサルタントとして最も強く感じるのは、「技術力の高さと、会社の強さは、ほぼ無関係」ということ。
優秀なエンジニアがいても、最新技術を扱っていても、経営が弱ければ簡単に行き詰まります。
1. 技術で差別化できていると思っている時点で危険
多くのIT企業がこう考えています。
本音を言えば、その技術は顧客にはほぼ伝わっていません。
顧客が見ているのは、
技術は前提条件であって、選定理由ではないんです。
2. SES依存は楽な売上であり、最も危険な構造
厳しいですが、避けて通れません。
SES比率が高い会社ほど、会社としての価値が積み上がらない。
本音を言えば、SES中心の会社は、経営の主導権を持っていません。
3. 見積もりが勘と過去事例で作られている
多くの開発会社の見積もりは、驚くほど曖昧です。
本音としては、これでは永遠に利益は残りません。
開発工数、リスク、変更対応、すべてを含めた「設計された見積もり」ができていない会社が多いと感じています。
4. 良いものを作れば伝わるという幻想
これはIT業界特有の思い込みです。
しかし顧客は、完成物しか評価しません。途中経過や努力は評価されず、「思っていたのと違う」で全否定される。
期待値調整と合意形成が弱い会社ほど、トラブルが増えます。
5. エンジニアを管理できていない会社が多すぎる
本音を言うと、エンジニアを放置している会社が非常に多い。
結果、優秀な人から辞める。
人材不足ではありません。経営がエンジニアを設計できていないだけなんです。
6. 開発会社なのに、自社のDXが進んでいない
皮肉ですが、事実です。
本音としては、自社の可視化ができていない会社が、顧客のDXを語る資格はない。
7. 請負業から抜ける覚悟がない
最後に、厳しい本音です。
多くのIT企業は、請負から脱却したいと言いながら、何も捨てていません。
変わりたいなら、やらない仕事を決める覚悟が必要です
IT企業は技術ではなく経営設計で決まる
コンサルタントの本音をまとめると、
IT企業は、経営を設計できた会社だけが生き残る業界です。
技術がある会社ほど、経営が追いついた瞬間に、一気に化けると考えてます。