【飲食業】コンサルタントの本音
価格競争に陥る店と、選ばれる店の決定的な差とは。
飲食業界を長く見てきて感じるのは、「価格競争に巻き込まれる店は、戦う土俵を間違えている」ということです。
グルナビや食べログなどのプラットフォームに掲載するのは必須ですが、そこに頼りきるほど他店と同じ土俵に立たされてしまいます。
つまり比較され、安さを求められる構図から逃れられないのです。
本音は、価格で勝負しようとする飲食店に、長期的に勝ち目はありません。
1. プラットフォーム頼りは「比較材料」しか生まない
グルナビ・食べログは集客装置としては非常に優秀です。ただ、そこはあくまでプラットフォームの世界。
本音として言うなら、プラットフォームはお客様を選ばせてくれません。
口コミや価格、写真で並列に比較され、条件で選ばれる店にしかなれない。
条件で選ばれる店は、条件で捨てられます。
2. 飲食店の多くは「情報の出し方」で損している
飲食店は、料理の写真・価格・立地といった情報だけで勝負しがちですが、実際にお客様が知りたいのは 「どんな体験ができる店なのか」 です。
しかし本音を言えば、飲食店の多くは情報発信のレベルが低い。
これでは、価格でしか判断できないのは当たり前なのです。
1. 公式サイトを持たない店は、勝ち筋を自ら放棄している
コンサルの立場から最も強く伝えたい本音は、「飲食店こそ、公式ホームページを持つべき」 ということ。公式サイトには、プラットフォームでは伝わらない価値を載せられます。
ホームページは選ばれる理由を設計する場所。
ここを持たずに勝とうとするのは、甲子園にユニフォームなしで出場するようなものです。
4. 「情報の先出し」は、飲食店にとって最大の武器
飲食店は体験ビジネスです。来店前にどれだけ期待値を整えられるかが、満足度を左右します。
本音を言えば、情報を出し渋る店は、損をしているどころか、お客様を不安にさせている。
これらは不安材料でしかありません。不安のある店には、人は行きません。
5. 飲食業が生き残る道は「価値で戦う」こと
飲食業がこの先も利益を出し続けるためには、下記の3つの徹底が必要だと考えています。
この3つを徹底するだけで、価格競争から抜け出す店になります。
コンサルタントとしての本音を言えば、料理が良い店ほど情報発信が下手で、安売りしている。逆に、情報発信が上手い店ほど、価格が高くても選ばれています。
あなたの店の料理は、もっと高くても売れるかもしれません。
価値をどう見せるかが、飲食業の勝敗を分けると思います。
【美容院・サロン】コンサルタントの本音
技術よりも“設計力”で勝敗がつく業界。
美容院・サロン業界をみていると、「技術は良いのに、売上が伸びない」という矛盾が多いように感じてます。
本音を言えば、美容業界は技術勝負ではなく設計勝負の世界。
腕がどれだけ良くても、設計(動線・価格構造・見せ方)が弱ければ伸びず、逆に設計さえ整っていれば技術が平均でも十分に戦えてしまいます。
ここに、美容業界の最も残酷で、最も改善しやすい現実があると考えています。
1. 技術の良さは伝えなければ伝わらない
美容師が情熱を注いでいる技術は、実はお客様には「違いとして見えづらい」のが本音です。
これらは専門的すぎて伝わりにくい。
多くの美容院が伸び悩む理由は、技術ではなく「価値の伝え方」が弱いからです。
2. 業界全体としてブランド設計が遅れている
美容院・サロンは競争が激しいにも関わらず、ブランドの設計が曖昧なままスタートする店が非常に多い。
結果として、代わり映えのしないサロン に見えてしまい、価格競争に巻き込まれる。
本来、サロンが最も力を入れるべきは、「選ばれる理由」を言語化し、見える形にすること。
3. スタイリスト頼みの運営では伸びない
美容院の売上は、スタイリスト個人の影響力が大きく、それが強みでもあり弱みでもあります。本音を言えば、スタイリストの力量に売上が左右される構造は、長期的に必ず限界がきます。
これらを店として設計し、誰が担当しても品質が揃う仕組みづくりが必要です。
4. 予約・価格・メニュー構成は「設計の勝負」
サロンの売上は、技術ではなく設計によって決まります。
本音としては、メニューが多すぎて何を選べばよいか分からないサロンが多い。本当に必要なのは、利益の出る軸メニューをつくり、そこから逆算して価格を再設計することです。
5. 私の本音は、定額制・回数契約はトラブルの温床
サロン運営でよく相談されるのが「定額制」や「回数契約」に関するトラブル。
本音を言うと、サロンの定額制はリスクが高すぎます。
定額制は「安定収益」に見えますが、実際は顧客の期待と運営の現実がズレる構造になりやすく、小規模サロンほど運営が破綻しやすいのが実情です。
サロンにとって本当に持続可能なのは、リピーターが自然に積み上がる設計であり、無理な契約型ビジネスではありません。
美容院・サロンは「技術」よりも設計を整えた店が勝つ
コンサルタントとしての本音は、美容院・サロンは設計改善の伸びしろが業界で最も大きいということです。
技術があるサロンほど、価値の見せ方と仕組み化が整えば一気に成長すると考えています。
【クリーニング店】コンサルタントの本音
クリーニング店は、技術業ではあるが、構造を変えない限り収益は伸びにくいと考えています。
クリーニング店をみていると、「技術には自信があるのに、売上が伸びない」という声をよく聞きます。
本音を言えば、クリーニング業は技術業であると同時に、構造設計業です。
良い技術、丁寧な仕上げ、誠実な対応。
これらは大前提ですが、構造(動線・価格・サービス設計)を整えない限り、利益は増えません。技術力がある店ほど、構造改善が進まず苦しむ傾向があります。
1. 技術の差で勝負しようとしすぎている
クリーニング店の経営者の多くが、技術の良さをお客様は分かっていると考えがちです。
しかし本音を言えば、お客様は仕上がりの違いを厳密には理解していません。
お客様が理解しているのは、
この程度です。
技術偏重のまま運営すると、「価値が伝わらない店」になり、価格競争に巻き込まれます。
2. 店舗ごとの作業効率・パフォーマンス差が大きすぎる
クリーニング業の本音として最も課題が大きいのは、スタッフによる生産性の差が極めて大きいこと。
本音として言うと、現場リーダー不在の店は必ず赤字に苦しみます。技術よりも、どれだけ作業を再現性のある形に落とし込めるかが鍵。
3. 単価を上げる見せ方が弱い
クリーニング業は価格競争になりやすい業界ですが、実は 単価を上げられるポイントは非常に多いです。
本音を言えば、その「見せ方」が全くできていない店がほとんど。
これらを「メニューとして存在させている」だけで、価値として伝わっていません。
お客様が理解できる言葉で整理しないと、上位プランが売れません。
4. 店舗の第一印象でほぼ勝負が決まっている
クリーニング店の外観・店内は、経営者が思っている以上に売上を左右します。
こうなると、「安いクリーニング店」扱いになり、単価が上がりません。
本音を言うと、店の清潔感と情報設計を少し整えるだけで、客層が大きく変わります。
5. 回収・配達サービスを割に合わない形でやってしまう
便利さを提供するために始めた回収・配達サービス。
しかし、構造を整えないまま始めると、「売上は増えたのに利益は減る」 という矛盾が発生します。
本音としては、回収・配達は利益構造の設計が命。
ここを曖昧にすると、負荷ばかり増えて利益が残りません。
6. お客様の洋服が減っているという現実を直視する必要
本音として避けて通れないのは、クリーニングに出す洋服の総量が減っているという時代の変化です。
この流れは完全に不可逆で、昔のような仕組みでは絶対に成長できません。だからこそ、構造改善と価値づくりが必要になります。
クリーニング店は「生産性 × 情報設計」で再成長できる
コンサルタントとしての本音は、下記になります。
クリーニング業は、技術ではなく、構造の見直しで一気に伸ばせる業界です。
伸び悩んでいる店ほど、仕組み・導線・見せ方を整えるだけで一気に変わります。
【小売店(アパレル・雑貨)】コンサルタントの本音
好きだけで続けられる時代は、すでに終わっている。
アパレル・雑貨の小売業の方から話を聞いていると、まず最初に感じるのは、「この業界は、努力している店ほど潰れやすい」。
厳しい言い方になりますが、本音です。
仕入れも接客もディスプレイも一生懸命。
それでも売れない。
その理由はシンプルで、戦う場所を間違えているからです。
1. 店舗小売は構造的に不利なビジネスになっている
まず現実を直視する必要があります。
これらと、同じ商品・同じ価格・同じ情報量で戦って勝てるわけがない。
本音を言えば、「普通のアパレル・雑貨店」は、すでに存在価値を失いかけている。立地・品揃え・価格だけでは、もう勝負になりません。
2. 「セレクトに自信がある」は、もはや武器ではない
多くの店主がこう言います。
「うちはセレクトにこだわっています」「他店とは違う商品を扱っています」
しかしコンサルタントの本音として言うと、お客様はそこまで見ていません。
これらが瞬時に比較される時代に、セレクトが良いは自己満足になりがち。
セレクトの意図が言語化されていない店は、「なんとなく高い店」 にしか見えません。
3. 売れない原因を景気や時代のせいにしている
話しを聞いていると、売れていない店ほど外部要因の話をします。
確かに事実です。
ただし、それを言っている間に市場はさらに縮みます。生き残っている店は、とっくに別の価値を売る店に変わっています。
4. 在庫は資産ではなくリスク
アパレル・雑貨業で最も怖いのは在庫です。
本音を言うと、在庫を愛情で見ている店ほど危ない。
結果、現金が減り、判断が遅れ、身動きが取れなくなる。在庫は感情ではなく、
数字と回転率で判断するものです。
5. 接客が売上につながっていない店が多すぎる
丁寧な接客=売れる接客、ではありません。
本音として言うと、雑談は得意でも提案が弱い店が多すぎる。
これを語れなければ、接客はただの時間消費になります。
6. SNSを「やっているだけ」で満足している
Instagramを更新している。リールも上げている。
でも売上は変わらない。
本音を言えば、SNSは戦略なしにやると、時間だけ奪われる。
SNSは集客装置ではなく、価値を伝える装置です。
7. お店を続けることが目的になっている
最も厳しい本音です。
続けること自体に意味はありません。
これがなければ、いずれ必ず行き詰まります。
結論は、小売店は売り方を変えた店だけが生き残る
コンサルタントの本音をまとめると、
厳しいですが、アパレル・雑貨店は、変われた店だけが残る業界です。
逆に言えば、変われればまだチャンスはあります。
覚悟を決めて、設計を変えた店は、必ず結果が出ていっていますけどね。
【カフェ・ベーカリー】コンサルタントの本音
「雰囲気が良いだけでは、もう生き残れない」、とっても厳しい業種。
カフェ・ベーカリー業界を見ていて、コンサルタントとして最初に感じるのは、「良い店ほど、経営が苦しい」。
味も空間も悪くない。むしろセンスは良い。
それでも売上が安定しない。
本音を言えば、多くの店が差別化の方向を間違えています。
1. 味・雰囲気での差別化は、もう限界
カフェもベーカリーも、一定レベル以上の味と空間は当たり前になりました。
正直に言うと、これだけでは差別化にはなりません。
なぜなら、「美味しくておしゃれな店」は、すでに無数にあるから。
2. 差別化の正体は「誰の店か」を決めること
本音として、本当に差別化できているカフェ・ベーカリーは少数です。
その理由は単純で、「誰のための店か」を決めきれていない。
ここが曖昧だと、誰にも深く刺さらない店になります。
差別化とは、広く好かれることではなく、特定の人に強く愛されることです。
3. 商圏を広げる前に、必ず狭める
多くの店が最初から考えます。
「どうやって遠くから人を呼ぶか」
本音を言えば、これは順番が逆。
まずやるべきは、商圏を意図的に絞り込むことです。
ここで、「また来たい店」になることが最優先。
4. 来店 → リピート → 応援、の流れを設計できていない
本当に強いカフェ・ベーカリーは、次の流れを偶然ではなく設計でつくっています。
① 来店
立地・外観・看板・SNSで「気になる店」になる
② リピート
味・接客・居心地で「また行きたい」になる
③ 応援
「この店を応援したい」と思われる関係性になる
ここまで来て、初めてSNSでの拡散が力を持ちます。
5. SNSは集客ではなく応援の出口
強く言いたいのは、SNSを集客目的で使っている店ほど、効果が薄い。
SNSが最も力を発揮するのは、応援フェーズです。
こうした参加型の仕掛けがあって、初めてお客様は自発的に発信してくれます。
6. 顧客のSNSが、商圏を越える最強の広告になる
応援してくれる常連の投稿は、どんな広告よりも信頼されます。
これが、自然に他の商圏へ店の存在を運ぶ。
本音を言えば、お店が頑張って発信するより、常連が語る方が何倍も強い。
7. 遠方客は結果であって目的ではない
他の商圏から来るお客さんは、狙って呼ぶものではありません。
「気づいたら来ていた」ぐらいが理想です。
カフェ・ベーカリーは応援される設計がすべて
まとめると、
カフェ・ベーカリーは、小さく深く愛される店ほど、強い。
派手な集客より、応援される仕組みを先につくる。
それが、この業界で長く続く唯一の戦い方だと思います。
【宿泊業】コンサルタントの本音
宿が苦しいのではない。経営判断が止まっているだけだと考えてます。
宿泊業が厳しい、人手不足だ、コストが上がった、インバウンド頼み。
正直なところ、それらはすべて「理由」にはなりますが、「原因」ではありません。
本音を言えば、宿泊業で苦しんでいる施設の多くは、経営判断が数年前で止まっています。
1. 「昔は良かった」を基準にしている時点でアウト
コンサルとして最も危険だと感じるのは、この言葉が出てくる宿です。
本音を言えば、昔を基準にしている経営は、すでに負け戦。
市場も客層も情報量も、すべて変わっています。変わった前提で考えない限り、どんな改善もズレます。
2. 経営者が「現場の延長」から抜けられていない
宿泊業は特に多いですが、経営者がまだ現場の一員で止まっているケース。
本音を言うと、それは経営ではなく便利屋です。
現場が回っても、経営が前に進まない。
宿泊業は、現場をやる人と、設計する人を分けないと必ず詰みます。
3. 「全部のお客様に対応したい」は経営放棄
よく聞く言葉です。
「お客様を選びたくない」
「幅広く受け入れたい」
本音を言えば、それは優しさではなく、判断放棄。
結果として、
誰の満足度も上がらない。
選ばない経営は、選ばれない宿を作ります。
4. 宿の赤字は、ほぼ経営者の決断ミス
かなり厳しいですが、本音です。
これらはすべて、分かっているけど、決めていない状態。
宿泊業の赤字は、外部環境よりも「決断しなかった結果」 であることがほとんどです。
5. 「忙しい」は、経営が下手なサイン
本音を言うと、宿泊業で忙しいは褒め言葉ではありません。
忙しいのにお金が残らない宿ほど、経営者が「頑張っている感」に安心しています。
しかし数字は嘘をつきません。
6. スタッフ問題の9割は、経営者の設計ミス
人が辞める、育たない、文句が多い。
本音を言えば、スタッフの問題の大半は、経営の構造が原因。
それを「最近の若い子は」で片付ける宿は、今後さらに厳しくなります。
7. 「この宿を続ける意味」を自分で答えられない
最後に、最も厳しい本音です。
あなた自身が、なぜこの宿を続けているのか、即答できますか?
ここが曖昧なままでは、どんな戦略もブレ続けます。
宿泊業は覚悟を決めた経営者しか残らない
コンサルタントの本音をまとめると、
宿泊業は、優しさだけでは守れない業界です。
現実を直視し、捨てるものを捨て、決めることを決めた宿だけが、この先も生き残ります。