中小企業のためのアドバイザー

合同会社 SUBTITLE

受付時間

10:00~17:00
定休日:日曜、祝日

お気軽にお問合せ・ご相談ください

0299-77-5925

マネジメント編6回シリーズ(6-2)

マネジャーの関わり方ひとつで、チームは変わる

こんにちは。マネジメントシリーズ2回目です。今回は「なぜ指示待ちスタッフが増えてしまうのか?」というテーマでお話ししたいと思います。

マネジャーがよく直面する悩みがこれです。

「何も言わなければ動かない」
「自分で考えて行動してほしいのに

そう感じるスタッフがチーム内に一定数いると、組織のスピード感も温度感も落ちてしまいます。でもこれ、スタッフ側のやる気や能力の問題だと決めつけてしまうと、解決から遠のいてしまうんです。

実はその原因は何だと思いますか?

はい、マネジャーの関わり方にある場合が多いんですよねえ~。

指示待ち文化は「育つ」もの

まず大前提として、指示待ちの人材は、「放っておいてもそうなる」のではなく、「そう育てられてしまった」可能性が高いということです。

・「決めるのは上司の仕事」
・「間違うと怒られるから、自分の判断で動きたくない」
・「これまで自分の意見を出しても、採用されたことがない」

こんな経験を積み重ねると、人は「言われたことだけをやるのが一番安全」と学習します。つまり、指示待ち状態は、環境によってつくられた防衛反応とも言えるんです。

だからこそ、マネジャーが「自分で考えて動ける人材を育てたい」と思うなら、まず「指示を出しすぎていないか」を振り返る必要があります。

「丁寧な指示」が自立性を奪っていく

実は、熱心なマネジャーほど指示を出しすぎる傾向があります。

  • 「このタイミングでこう動いてね」
  • 「やるときは、まずこれを確認して
  • 「それはAじゃなくてBでやって」

これは一見、丁寧なサポートのようですが、裏を返せば「自分の頭で考える必要がない」状況をつくってしまっているんです。もちろん、業務の初期段階ではある程度の指示が必要です。ただ、その丁寧なサポートが習慣化してしまうと、スタッフ側も「正解はマネジャーの中にある」と無意識に思い込み、自発性を失ってしまいます。

「教えない勇気」がスタッフを育てる

スタッフの成長に必要なのは、「教えること」よりも「問いかけること」です。

たとえば、こんな風にコミュニケーションを変えてみてはどうでしょうか?

  • ×「これはこうして」
     〇「君ならどう進めたいと思う?」
  • ×「こうやってやるのが普通」
     〇「なぜそうしたのか、考えを聞かせて」
  • ×「こういうときはBを選んで」
     〇「ABの違いをどう感じた?」

ポイントは、自分で考える時間を与えること。そしてその考えを、マネジャーがちゃんと受け止めること。

最初はうまく答えられないかもしれません。でも「問いかける振り返らせる任せる」のサイクルを繰り返すことで、少しずつ自分で考える筋肉が育っていきます。

「結果よりもプロセス」を評価する

もうひとつ大事なのが、「結果」だけじゃなく「考えたプロセス」も承認することです。

自分で判断した結果、もし成果が出なかったとき、それをマネジャーに否定されたら、次はもう動けなくなってしまいます。

だからこそ、たとえうまくいかなくても、

  • 「この判断をした理由、すごくよく考えられてるよ」
  • 「今回はうまくいかなかったけど、チャレンジしてくれてありがとう」
  • 「その視点は面白い。次もぜひ自分の意見を出してほしい」

こんな風に、「考えたこと」「動いたこと」自体に価値があることを伝えるのがポイントです。
それが、次の行動のエネルギーになるんです。

「任せる」は信頼のサイン

スタッフは、「任されている」と感じた瞬間に、自分ごととして仕事に向き合い始めます。

  • 「君に任せたい」
  • 「判断はあなたに委ねるよ」
  • 「うまくいかなくても、責任は僕が取るから」

そんな一言が、スタッフの内側にある「やってみたい」という気持ちを引き出します。だからマネジャーは、任せることを怖がらないこと。

ミスしても大丈夫な土壌を作り、「信じている」という態度を示し続けることが、チームの自立を促す近道です。

指示待ち文化を変えるために、明日からできること

最後に、明日からすぐに試せるアクションを3つご紹介します。

毎回の会話で「あなたはどう思う?」を聞く

最初は戸惑うスタッフも、だんだん自分の意見を言う癖がついてきます。

答えを出さずに、一緒に考える時間をとる

結論よりプロセス重視の文化が育ちます。

「考えてくれてありがとう」を口癖にする

自分で動いたことが評価される安心感が育ちます。

 

マネジャーの根気強さだけで人が育てば安いもの

「指示待ちスタッフが多い」と感じたとき、それは組織やマネジャーの関わり方を見直すチャンスかもしれません。マネジメントとは、人を変えることではなく、人が自然と変わっていく場をつくること。

頑張って参考にしてみてくださいね(^_-)-☆

次回は、そんな「場づくり」に欠かせない意思決定のサポートについて、掘り下げていきます。