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マネジメント編6回シリーズ(6-1

スタッフに入り込まずに寄り添うマネジメントとは

こんにちは。6回シリーズでマネジメントに関して書いてみます。
これまで組織の中で、マネジャーとして現場に立ってきた経験から。業種や規模は違えど、「人が集まって動く」という点では、どんな組織も本質は共通しています。

最近、いつも感じるのは、時代とともにマネジメントのあり方も変わってきているということです。

今回は、「これからの組織運営において、本当に大切なことは何か?」をテーマに、特に現代のマネジメントにおけるキーワードともいえる「寄り添う」という姿勢について掘り下げていきたいと思います。

 

■マネジメントの「正解」が変わってきた

一昔前の組織運営といえば、トップダウンが当たり前でした。

「指示通りに動くのが当たり前」
「管理とは、細部まで把握すること」
「叱って伸ばす」

そんな風潮があり、管理職は「コントロールする人」であるという位置づけが強かったと思います。でも今の時代、それではうまくいきません。

働く人の価値観は多様化し、年功序列や終身雇用が崩れ、「言われたことをやるだけ」の人材は減りました。

むしろ、「自分で考えて動ける人」「自分の価値観を大事にしたい人」が増えているのです。

そんな中で、マネジャーの役割も指揮官から伴走者へとシフトしてきています。

 

■「入り込みすぎない」ことの大切さ

では、「伴走するマネジメント」とは何か?

ひとつ大事な考え方があります。それは、「スタッフの人生に入り込みすぎないこと」です。

マネジャーになると、部下の仕事だけでなく、時にプライベートやメンタル面まで気にかけることが求められます。もちろん、関心を持つことは大切です。
でも、相手の課題に「入り込みすぎる」と、マネジメントは機能しなくなるんです。

スタッフの問題を自分の問題のように抱え込んだり、解決しようと手を出しすぎたりすると、相手は「依存」してしまうことがあります。最初は感謝されても、やがて不満や反発につながるケースもあります。

マネジャーの役割は、「代わりにやってあげる」ことではなく、「自分で乗り越える力を引き出すこと」です。

 

■「寄り添う」とは、見守ること・信じること

「寄り添うマネジメント」とは具体的にどんなものか?

それは、「過干渉せず、見守る・信じる・伴走する」姿勢です。

たとえば、

  • 話をよく聴き、すぐにアドバイスを与えない
  • 決断や選択を本人に委ねる
  • 結果よりも、プロセスを一緒に振り返る
  • 困っている時、手を差し伸べるのではなく「どうしたい?」と問いかける

こういった姿勢があると、スタッフは「任せられている」「自分の責任で動いていいんだ」と感じ、自律性や主体性が育ちます実際、私がマネジャーとして携わったある部署では、最初は皆「正解があるなら教えてください」という受け身の姿勢が目立っていました。

でも、何度も「君の考えを聞きたい」「自分で決めてみよう」と問いかけ続けた結果、半年後にはミーティングで自ら提案を出すスタッフが増え、数字だけでなく「チームの雰囲気」も大きく変わっていきました。

 ■「指示ゼロ」では崩れる。支える土台は必要

当時は放任だという方もいましたが、放任とは違います。いいですか?「何も言わない」「自由にやらせる」だけでは、組織はバラバラになります。

「寄り添うマネジメント」は、しっかりとした土台づくりがあってこそ機能します。

その土台とは何か?

  • 組織のビジョンや価値観が明確であること
  • 行動基準や期待値をはっきりと示すこと
  • フィードバックの機会を定期的に持つこと
  • ミスを責めない安全な空気があること

つまり、自由と信頼の前に、共有された「方向性」や「文化」が必要なんです。

スタッフが「この組織で、何を大事にして動くべきか」が腹落ちしていれば、自律的に行動できるようになります。
そうなって初めて、マネジャーは寄り添いながら距離を保つことが可能になるのです。

 ■マネジャーに必要なのは「感情の安定」

寄り添うマネジメントを実現するには、マネジャー自身の「心の余裕」が何より重要です。

スタッフの不調、トラブル、成長の停滞など。マネジャーには日々いろんなことが起こります。
そのたびに感情的に反応していたら、スタッフも不安になります。

感情に飲まれず、どんな時も安定した目線でスタッフを見守る。その冷静さと落ち着きが、「信頼」を生むのです。

経験上、マネジメントで一番効果があるのは、派手な言葉でもスキルでもなく、「安定した大人であること」です。

 ■これからのマネジャーに求められること

これからの時代、組織運営で最も大切なのは、「人が自ら動きたくなる空気をどう作るか?」という視点です。

それは、トップダウンでも、放任でも、スパルタでもなく、

「一人ひとりに寄り添い、でも入り込みすぎず、自分で立つ力を育てる」

そんなマネジメントだと感じています。

マネジャーは、チームの親ではありません。また、監視者でも、なんでも屋でもない。

スタッフに信頼され、安心され、「この人がいるからがんばれる」と思ってもらえる存在。
それが、これからのマネジャーに求められる姿だと、私は信じています。

いかがでしょうか?

少しでも、あなたのチームや職場のマネジメントのヒントになれば嬉しいです。

マネジメントは難しい。でも、それだけやりがいのある、誇れる仕事です。

これから、あなたらしい寄り添うマネジメントのヒントになればと思います

マネジメントについて、6回シリーズで書いていこうと思います。

第二回は、「なぜ?指示待ちスタッフが増えるのか」で更新しますね。