起業すると、最初に襲いかかる「売上確保」
どれだけ素晴らしいアイデアや商品を持っていても、顧客がいなければビジネスは成り立ちません。そして、単なる一回きりの取引ではなく、長く付き合える"ずぶずぶ"な関係の顧客を獲得することが、起業家にとって生命線となります。起業したい方とも会う機会が多くなったので、このあたりを書いてみます。

それでは、売上確保のためにどのように集客し、顧客と深い関係を築き、最終的にビジネスを軌道に乗せるのかを自論で書いてみます。
■ 売上確保のための初動
1. とにかく最初の顧客を獲得する
起業直後の最大のミッションは「初めての顧客」を獲得することです。起業したら、この壁を越えられずに苦しみます。まずは、次の方法を駆使して、最初の顧客を見つけるのが良いのでは。
- 人脈を最大限活用する:友人・知人・元同僚など、既存の関係者にサービスや商品の魅力を伝え、紹介をお願いする。
- SNSやWebを駆使する:ターゲット層に向けて、TwitterやInstagram、LinkedInなどを活用し、自分のビジネスの価値を発信する。
- 直接営業:見込み顧客にアポを取り、直接プレゼンや提案を行う。
2. 初めての顧客に育ててもらう
最初の顧客は、単なる取引相手ではなく「ビジネスの先生」でもあります。最初の顧客のフィードバックを活かして、サービスをブラッシュアップしていくのが良いかと。
- 顧客の声を徹底的に聞く:アンケートやヒアリングを行い、何が良かったのか、何を改善すべきかを学ぶ。
- 柔軟に対応する:顧客のニーズに合わせて、サービスを柔軟にカスタマイズする。
- 小さな成功事例を作る:最初の顧客が満足すれば、次の顧客獲得につながる実績となる。
■ 集客の生命線
1. 自社に合った集客戦略を見つける
起業したばかりでは、広告費を大量に投下することは難しいため、低コストで効果の高い集客方法を見つける必要があります。
- 口コミマーケティング:最初の顧客を満足させ、紹介を生む仕組みを作る。
- コンテンツマーケティング:ブログや動画で価値のある情報を発信し、信頼を得る。
- SNS・コミュニティ活用:ターゲット層が集まる場所(Facebookグループ、LINEオープンチャットなど)で積極的に交流する。
- 営業活動:ターゲット企業や個人に直接アプローチし、商談につなげる。
2. 顧客との距離を縮める工夫
集客した顧客と"ずぶずぶ"な関係を築くためには、心理的距離を縮めることが重要です。
- 直接会う:可能な限り対面で関係を築くことはとても大切です。
- 顧客に合わせたコミュニケーション:チャット、メール、電話など、顧客が好む連絡手段を使う。
- イベントやオフ会を開催:顧客を集めて交流の場を作る。
■ 感謝を忘れない
1. 「ありがとう」を言葉と行動で伝える
ビジネスは人と人の関係で成り立っています。お金を払ってくれる顧客に感謝の気持ちを伝えることは、信頼関係を深める重要な要素です。
- 手書きのメッセージを送る:メールやDMでもいいが、手書きのメッセージは特に心に響く。
- サプライズを用意する:誕生日や記念日などに特別なメッセージやプレゼントを送る。
- 成功を一緒に喜ぶ:顧客のビジネスが成長したら、自分事のように喜ぶ。
■ 仁義を切ることの大切さ
1. 起業家としての信頼を築く
長期的に成功するためには、「仁義」を大切にすることが不可欠です。ビジネスは短期の利益だけを追い求めるものではなく、誠実な対応を続けることが大切です。
- 約束を守る:納期や品質に対する約束を絶対に守る。
- 誠実な対応を貫く:トラブルがあっても隠さず、誠実に対応する。
- 競合をリスペクトする:悪口やネガティブな言動をしない。
2. 信頼が次のビジネスにつながる
誠実なビジネスを続けていると、自然と「紹介」や「リピート」が生まれます。
- リピーターが増える:良い関係が築ければ、顧客は自然と何度も取引してくれる。
- 紹介が生まれる:信頼を得た顧客は、知人やパートナーを紹介してくれる。
- ビジネスの安定感が増す:ずぶずぶな関係の顧客が増えるほど、売上の安定性が向上する。
※ 起業して売上を確保するためには、単なる取引相手としてではなく、「ずぶずぶな関係」を築ける顧客を増やすことが重要です。
- 最初の顧客を大切にし、育ててもらう
- 自社に合った集客戦略を見つける
- 顧客との関係を深め、信頼を築く
- 感謝の気持ちを忘れず、誠実なビジネスを行う
当社もまだまだ油断ができませんが、この記事を書くことにより、再確認できたような気がします。
参考にしてみてくださいね(^_-)-☆