起業後には、とくに大切な要素
こんにちは。今日は、起業を決意し、新しい道を歩み始めたときのことを書いてみます。起業をすると多くの人がその新鮮さや挑戦に胸を躍らせると思います。しかし、現実は甘くありません(笑) 私自身も、起業初期には夢と現実のギャップに苦しみ、多くの課題に直面しましたし、今でも向き合う日々が続いています。

特に重要だと気付いた一つが「人間関係の棚卸」です。これが、今後の成功や成長において、いかに大きな役割を果たすのかをお話ししたいと思います。
■起業後における人間関係の変化
起業をすると、それまでの自分が置かれていた環境や役割が一変します。会社員時代には同僚や上司、部下との関係が中心でしたが、起業後は自分が主体となり、取引先や顧客、業界の仲間、そして個人的な友人や家族との関係が新たな形で影響を及ぼします。これ、本当です。特に起業初期には、以下のような変化を実感することが多いです。
- 理解のすれ違い: 起業を選択したことで、これまでの友人や同僚が自分の考えを理解してくれないと感じることがあります。
- 新たな人間関係の構築: 起業家としての活動を通じて、多くの新しい人々と出会うことになります。それがチャンスとなる一方、信頼関係を築く難しさもあります。
- 既存の関係の再評価: 起業に対する周囲の反応やサポートの有無によって、これまでの人間関係を見直す必要が出てくることがあります。
■人間関係の棚卸を行う理由
起業後に結果が出ない期間は、精神的にも経済的にも苦しいものです。そのような時期にこそ、人間関係を棚卸しし、以下のような視点で整理することが重要だと考えています。
- 自分にとって本当に必要な関係を見極める: 起業の成否は、自分を支えてくれる人々や、共に成長できる人々との関係に大きく依存します。無意識のうちにストレスを生む関係や、足を引っ張るような関係は見直すべきです。
- 価値観の共有を確認する: 起業家として成長するためには、自分の価値観や目標を共有できる人々との関係を深める必要があります。それが顧客であれ、ビジネスパートナーであれ、価値観の違いが大きいと摩擦が生じます。
- 信頼関係の再構築: 時には、既存の人間関係を一度リセットし、新たな形で築き直す必要もあります。特に、自分の成長や方向性が変わることで、以前は相互に利益をもたらしていた関係が変化することもあります。
■人間関係を棚卸する具体的な方法
具体的にどのように人間関係を棚卸すれば良いのでしょうか?
- リストを作る: 自分が関わっている人々を全てリストアップします。それは仕事上の関係だけでなく、プライベートな友人や家族も含みます。
- 影響を評価する: 各人が自分に与える影響をポジティブかネガティブかで分類します。さらに、それが自分の目標達成にどの程度役立っているのかを考えます。
- 優先順位をつける: 自分にとって重要な関係を明確にし、それを維持または強化するための行動を計画します。同時に、ネガティブな影響を与える関係については、距離を置くか、改善の努力をするかを決めます。
- コミュニケーションを見直す: 重要な人々とのコミュニケーション方法や頻度を見直します。相手に感謝を伝えることや、自分の考えを明確に伝えることが信頼関係の強化につながります。
■上手くいっている人々が重視すること
成功している起業家やビジネスパーソンは、人間関係に対してどのような考えを持っているのでしょうか?
- 人脈を資産と考える: 成功者の方たちは、人脈を単なる付き合いではなく、長期的な資産として捉えているそうです。そのため、関係を築く際には常に「相互利益」を意識しているみたいです。
- 誠実さを重んじる: 信頼は一朝一夕に築けるものではありません。成功者の方たちは誠実さをもって相手に接し、長期的な信頼関係を構築することに注力します。
- 不要な関係を整理する: 時間とエネルギーは限られています。成功者の方たちは、自分にとって必要な関係とそうでない関係を明確に区別し、後者には過度に時間を使わないようにしています。
- 常に学びの姿勢を持つ: 人間関係を通じて、自分が学べることや成長できることに敏感です。そのため、相手の立場や考え方に耳を傾け、自分の視野を広げる努力を怠りません。
終わりに
起業後の人間関係の棚卸は、単なる整理ではなく、自分自身の成長や成功のための基盤作りです。
起業家にとって、人間関係は避けて通れないテーマです。自分にとって必要な関係を見極め、それを大切に育むことが、結果的には事業の成功と充実した人生につながると思います。ぜひ、皆さんも起業後に一度立ち止まり、自分の周囲の人間関係を振り返ってみてください。その時間は、必ずあなたの未来を支える力になるはずです。参考にしてみてくださ~い(^_-)-☆