とある企業の優秀な方からの相談
「組織と個人の思考レベルの違い」については、優秀な人材が直面するテーマみたいです。私も決して優秀ではないですが(笑)、相談がありましたので、回答した内容をブログに残しておきます。

〇 現状を正確に分析することの大切さ
まず、「組織の思考レベルが低い」と感じる背景を深掘りしてみましょう。
- なぜそう感じるのか?
組織の目標や方向性が不明確、非効率な仕組み、リーダーの無理解などが原因かもしれません。 - 自分にとって何が重要か?
自身のキャリア目標や価値観と組織の現状が乖離している場合、モチベーションの低下が起こります。
この分析が曖昧だと、起業や転職後も同じ課題に直面する可能性があります。
〇 「合わせる」ことの意義も考えて
「アホな組織」と感じても、それに「合わせて頑張る」ことがすべて無駄とは限りません。
・ 学びの機会として捉える
不満のある環境でも、自分のスキルや経験を磨ける場面があります。たとえば、効率化や新しい提案を試みることで、リーダーシップや問題解決能力を養うことができます。
・ 人間関係の構築
もし起業した場合は、顧客や取引先との関係構築が不可欠です。現在の環境で難しい人々と協働する経験は、後に役立つ財産になると思います。
ただし、努力しても改善の兆しがない場合、「見切る」ことも大切な選択肢です。
〇 起業の判断基準
もし起業を考えたときは、「現状の逃避」ではなく、「実現したい理想の追求」であるべき。次のような質問を自分に問いかけてみると良いかも。
- やりたい事業の明確なビジョンはあるか?
起業は、情熱だけでなく明確な計画が必要です。 - リスクに耐えられるか?
起業には金銭的、精神的なリスクがあります。それを冷静に受け止められる準備はできていますか? - 現組織で学べることをすべて吸収したか?
現在の組織で得られる経験や知識を十分に活かしきらないまま起業するのは、もったいない選択です。
〇 自分の価値を明確にする
「組織のレベルが低い」と感じるなら、自分自身がその組織に対し、どのような価値を提供しているのかを見つめ直すことも大切です。価値を提供し続ければ、見えなかった可能性が開けることも多々あります。
□ 見切りをつけるか、耐えるかの判断は慎重に行うべきです。
- 現状に残ると判断したなら、「変化の先導者」になってみてください。変革を起こせるか試すことで、新たなキャリアの糸口が見つかる可能性があると思います。
- 起業を選ぶなら、強い覚悟と計画性を持って進めましょう。逃げ道ではなく、理想への道として捉えられるなら成功への可能性が広がります。
「思考レベルの違い」に悩む優秀な人材は多いですが、問題の解決はいつも自分の行動次第です。どちらの選択をするにせよ、自分の成長と未来への責任を持って決断することがとても大切ですね。そんな私も前職に見切りをつけた一人(笑)だから、このような回答になっているのかもです。
参考にしてみてください(^_-)-☆