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集客のための低単価戦略では、長続きしない

こんにちは。

数年前に美容室の方から「価格の決め方について」相談があったのを思い出しました。

つい最近、価格設定の相談がありましたので、思いだしたのですが、アドバイスした内容をブログに残しておこうかと思います。立上げ後の収益にかなり関与してきますので、参考にしてみてください。

ビジネスを立ち上げる際に悩ましいのが「価格設定」です。

売上を左右する大きな要素であり、顧客に自社の価値をどう伝えるかの鍵でもあります。高すぎれば顧客が離れ、低すぎれば利益が残らない。

適切な価格設定は、ビジネスの持続的な成長を支える柱です。

まず、価格設定をする際に重要なのが、自社の提供する価値を明確にすることです。

顧客が「払っても良い」と思う価格は、商品の性能や品質だけでなく、顧客が得られる価値、解決される問題、感情的な満足感など、さまざまな要素に左右されます。このため、同業他社の価格に合わせるのではなく、自社の強みや独自の価値をもとに価格を決めることが重要です。

また、価格が単なる「数字」ではないことも忘れてはいけません。価格は顧客にとっての“信頼の指標”でもあります。

特に初めてのビジネスで顧客を獲得する際、価格が安すぎると「品質が悪いのでは?」と疑われることもあるため、顧客が感じる“価値”に見合う適正価格を設定しましょう。

とても大切なことを最後に。

「価格は一度決めたら終わりではありません。」

顧客の反応、市場の動向、競合の動きを見ながら適宜見直しが必要です。価格設定を通して、顧客に自社の価値を届けることこそ、ビジネスの成功に欠かせない要素と言えるでしょう。

「顧客の反応、市場の動向、競合の動き」に合わせて見直す際の注意点を、私なりに5つ上げておこうと思います。

1:価格の変更頻度に注意

価格を頻繁に変更しすぎると、顧客に不信感を与えかねません。定期的な見直しは大切ですが、価格変更の頻度が高すぎると「安定しない会社」というイメージがつき、顧客の信頼を損なう可能性があります。

2:競合他社に過度に依存しない

競合の動向は重要ですが、自社の強みや独自性が埋もれないよう、競合に左右されすぎない価格設定を目指しましょう。業界値というものがありますが、業界値は競合同志が競争の中で創った値段です。あくまでも自社の価値に見合った価格を設定することで、ブランドの独自性を守ることができます。

3:顧客セグメントに合った価格を設定する

顧客層により価格の感じ方は異なるため、価格を見直す際はターゲットとする顧客層のニーズを再確認することが重要です。特に、中高価格帯の商品は価格の影響が顧客満足度に直結するため、見直しは慎重に行いましょう。とくに中小企業の社長は、会社の中にいても、リアルなニーズを再確認することはできません。顧客のところに顔を出す頻度を上げるのは重要なことです。

4:市場トレンドや景気変動を見逃さない

消費者の購買力や市場全体のトレンドに応じた価格見直しは必須です。例えば、景気が悪化すると価格が高いと感じられることが多くなるため、柔軟に価格を調整しつつ、割引やプロモーションも検討すると良いかもです。経済紙や経済新聞などを講読するのは必須かもです。

5:価格変更による収益影響を事前にシミュレーションする

価格を変更する前に、収益や販売数量にどう影響するかをシミュレーションすることが大切です。価格を下げることで販売数量が増える場合もありますが、収益が落ち込む可能性もあるため、損益分岐点を見極めて計画的に行いましょう。

 

適切な価格見直しは、顧客満足を維持しつつビジネスの成長を支えられます。企業のトップである社長さんの決断はと~ても大切ですね(^_-)-☆

 

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